FT8用国際標準周波数とJAのSSB通常交信の混信
2021-04-01


40m bandのFT8用国際標準周波数は言わずもがな 7074kHz  です。

USBで運用されていますので 7074-7077kHz が使用されています。 LSB 7077kHz で通常のSSB運用を行えば 「もろ被り」 になるのは考えなくても分かることだと思います。

JA同士の日本国内QSOはバンドブランによって 7074kHz ではできないので 7041kHz でデジタルの国内通信が行われています。 7041kHz には国内のSSB QSOは被りません。 7045kHz 以上が狭帯域の電話となっているため、実質 7048kHz より下では LSBの運用ができないからです。

一方で 7074kHz は「狭帯域の電話」の中に存在するため、通常のLSB QSO の混信を受けてしまいがちです。

昼間は40m bandでは外国からの電波は届かない、と思い込んでいるのか、はたまたFT8用国際周波数の存在を知らないのかQRMを与えて運用する方が多数存在ます。


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日本の東には近隣諸国はありませんが、西にはFT8運用も許可された近隣諸国が存在します。その国の方々にも多大な迷惑をかけているのですが。

40m band は昼間でも外国の電波が飛んできます。たとえ弱くてもデジタルであれば交信できる強さで入ってきます。そこに強力な国内LSB電波が入ってくればマスクされて交信どころではありません。彼らのLSBの電波も当然海外に飛んでいるわけで、世界中から笑い者、邪魔者扱いを受けることに繋がります。

現状のままだとバンドプランそのものを見直せという議論にも発展しかねません。

2m bandで月が上っている間、EMEを楽しもうとしている局に対して144.150MHzより下でSSBを運用しQRMを与えているという構造によく似ています。

そんなの関係ねー という発想が見え隠れしていてとても残念です。

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