2023年9月25日よりバンドプラン変更
2023-06-23



すでに多くの方がご存知かと思いますが、今年9月25日よりバンドプランが変更されま。
総務省の下記ページを御覧ください。
[URL]

そしてバンドプランの詳細については
 
アマチュア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別(いわゆるバンドプラン(法令))
[URL]

を御覧ください。

ちなみに9月24日までの現在のバンドプランは
[URL]
となっています。

私が注目したのは144MHzバンドです。  144MHz帯の現在のバンドプランでは、CW,狭帯域の電話・ 衛星・電信・画像については144.10MHzから144.50MHzとなっており、その中でSSB運用がされていると思います。またEMEについては、144.00MHzから144.10MHzがメインで指定され、注釈で 

注1:144.10MHzから144.20MHzまでの周波数は,外国のアマチュア局と月面反射通信に使用できる。この場合の電波の占有周波数帯幅の許容値は3kHz以下のものに限る。

 
と記載されています。実際の運用では 144.100MHzから144.150MHzの間で世界中のEMEerが運用をしています。 そこにサバイバルマラソンコンテスト参加者の皆さんの電波が混信を与えていたという事実があります。

さて9月25日からのバンドプランではどうなっているかを見てまいり
ます。
[URL]
狭帯域の全電波形式が 144.02MHzから144.5MHzと変更されています。
まず運用なさる方はいらっしゃらないかとは思いますが、法的には今までSSBの運用が認められていなかった144.02MHzから144.1MHzにおいてもSSBの運用が可能になっています。しかし慣習を無視した運用をされる方はいないと信じております。

しかしながら注釈無しでEME運用が 144.0MHzから144.2MHzまでできるようになり
ました。総務省の意図は明確です。今まで以上にEME運用に対して配慮しろ
いうことです。


再度 [URL]
を読み返してみますと、その中にこの様な一文があります。

(参考)いわゆるバンドプラン(法令)の考え方
いわゆるバンドプラン(法令)は、次の方針により定めております(令和5年3月22日公布、令和5年9月25日施行。)。今後も引き続き、周波数の利用状況等も踏まえ、適宜、適切に見直しを行ってまいります

つまり今後引き続きEME運用に対してSSB等の狭帯域電波形式のQRMがあった場合
はバンドプランを変更する可能性があると理解できるでしょう。
将来的にバンドプランが見直された場合IARU Region 1とRegion 2 同様に144.100〜144.150MHzはSSBではなく、Weak signalおよびEME用に変更されてしまう可能性があります。

また先のページには「マナーや慣習(JARLアマチュアバンドプラン)も守ってアマチュア局同士が譲り合って電波を使用することは大切なものと考えております」という記載があります。

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