地デジ用アンテナの向き 関東編
2011-06-07


この記事は無線に詳しくない方向け用です。

2012年11月2日に少し編集しました。 アンテナの向きに関する記事です。アナログ放送終了前に書きましたが、東京スカイツリーからの地デジ電波発射に関して検索から来る方が大勢いらっしゃいますので少し加筆します。

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来月に迫ったアナログ放送終了。 地デジ用のアンテナも急ピッチで設置されていると思います。

私は東京在住ですが、とても不思議なことがあります。 ご近所の地デジ用のアンテナはそのほとんどが 「東京タワーに向いている」 のです。

それが何で不思議なのか。 分からない方も多いと思います。基本的にテレビのアンテナは送信所に向けて設置します。現在は東京タワーから送信されています。ですので東京タワーに向けるのは正解、とも言えるかもしれません。

しかし・・・・・・

2013年1月頃から 「東京スカイツリーから送信が始まる」 のです。

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スカイツリーの位置は A です。 東京タワーの位置は矢印で示しました。

東京タワーと東京スカイツリーを線で繋いだのが赤青赤線です。 赤いラインの付近にお住まいの方は、送信場所が変わってもアンテナの向きを変える必要がない、非常にラッキーな方です。しかし青い部分の方は、東京タワーに向けて地デジアンテナを設置すると、スカイツリーは真後ろになってしまいます。

テレビ用アンテナは 「八木アンテナ」 と呼ばれる指向性のあるアンテナで、特にテレビ用は素子数(棒の数)が多く、その指向性が強いアンテナです。 幸いにして八木アンテナは正面には強い指向性がありますが、真後ろにもちょっとだけ指向性があります。青いラインの上の方は電波の強い 「強電界地域」 ですから後ろ向きでも大きな問題は無いかと思います。 しかしこれから建てる方はスカイツリー向きが良いのではないでしょうか。

八木アンテナの特徴として、側面からの電波は受けにくいというものがあります。東京近郊の住宅ではまだ強電界ですからほぼ問題なく受信ができると思いますが、ちょっと離れると・・・・・・  

これから建てる方は是非スカイツリーに向けて建てましょう。

送信所が変わっても向きを変える必要がない、という情報発信をしているページもあります。デジタルの電波は多少弱くても映るからですが、より強く受信できることにこしたこことはありません。 これから送信所が変わるまでの2年弱と、それ以降の年月を考えれば、スカイツリーに向けることが正解と言えます。なぜなら向きを変えなくても映ると言うのであれば、現時点で東京タワーでなくてスカイツリーに向いていても映るという事ですから。

これから建てる方は誰がなんと言おうが スカイツリーに向ける ことをお勧めします。
業者の方に 「アンテナは東京タワーではなくて、スカイツリーに」とオーダーしましょう。

アンテナ設置業者によっては 「送信所が変わりましたからアンテナの向きの調整が必要です」 と言ってきてお金を取る事があるかもしれません。 前もって最初からスカイツリーに向けて建ててくれとオーダーしておけば、そんな事もありません。

さらに情報として「

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