普段は趣味の無線の話しか書かないけど
2020-03-29


FaceBookからの転載です。


小柳晶子

コロナが猛威を振るうヨーロッパから一生懸命、分かりやすくお伝えします。
状況はかなり深刻です。

日本でもロックダウン処置があり得るかもしれないとの発言を拝見しましたが、驚くのはそれに対する批判の声の多さ。
桜はそんなに大事ですか?卒業式はそんなに大事ですか?
経済破綻の方がよっぽど危険だという声(トランプ大統領も一生懸命声高く繰り返し主張してますね)ももちろん理解しています。
どれだけの人が失業するか、営業できなくなるか、想像し始めたら眠れなくなります。

インフルエンザみたいなもの、とか、かかっても死なないから大丈夫、とかも理解できます。
実際のところ、そうです。多くが回復します。

しかしながら、ロックダウンの真意は、私みたいなものがコロナにかかからないため、ではなくて、
「医療パンクを避けるため」です。
イタリアではしばらく前からすでにこのパンクの状態になっています。
パンクの状態、とは、誰を助け、誰を見捨てるかを選ばなければいけない状態、です。
イタリアでは高齢者を見送り、若い人を助ける措置を続けています。
老人ホームなどでの感染が疑われても、病院に運び込むことすらしないのだと知りました。

運び込む病院がない。
運んでも助ける医療設備がすでにない。

だから他の住民を感染させてしまうのがわかっていても、そのまま老人ホームに残すしかないという状況なのです。
そして誰しもが予想できた結果なのに、そのまま救命措置なしに、集団で亡くなっていく状況なのです。
患者の目を見ることができない、目を伏して、ただただすべきことを実行している毎日だとイタリア医療関係者が労働状況を訴えています。

フランスもそのイタリアの惨状レベルに、一歩足を入れた状態になっています。


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